平成29年度

AKA(天沼中・沓掛小・天沼小)3校防災学習会(H29.9)

平成29年9月、AKA連携「地域の防災について考えよう」でフィールドワーク(地域歩き)を行いました。中学校区の町会と民生委員(32名)の方々にボランティアで参加いただき引率等にご協力をお願いしました。

フィールドワークの成果を報告します。

 

1. 目的 AKA29の活動を推進する。

  首都直下地震が起こったときを想定し、児童・生徒が、学区の安全な場所・危険な場所を実際に目で見て確認する。

  フィールドワークで確かめること:①安全なところ・災害の時に役に立つところやもの(地域の避難場所、広い道、消火器、消火栓、防災倉庫、AED)②危険なところ(細い道、ブロック塀など崩れそうなもの)

2. 日時 9月29日(金)13:25〜14:30

  5校時

3. 対象生徒 天沼中3年(103名)、沓掛小5年(94名)、

  天沼小4年(81名)

4. 場所 天沼中の学区域

 

 

天沼小学校区

天沼小学校では4年生が15班に分かれて、自分たちが住む町の防災設備の種類や場所を確認したり、災害が起こった場合に安全な場所や避難時に避けた方がよい場所などを探したりしました。日ごろ何気なく通っている道路にも、思ったよりも多くの消火器が設置されていることに気づくことができました。また、区民集会所や区立郷土博物館分館のような施設に防災設備やAEDが設置されていることについて、多くの人が利用する場所だから必要なのではないか、などと考えを深める班もありました。天沼中学校3年生の生徒と一緒にフィールドワークを行うのも普段の学習とは違う体験で、子ども達は楽しみながら活動を行うことができました。

 

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沓掛小学校区

沓掛小学校では、5年生3クラスが各クラス6班に分かれて、学区域を巡りました。これまで、街にある公共施設を調べたり、防犯の観点で探険をしたりしてきましたが、今回は「防災」という視点で街を巡り、新たな発見がありました。

私たちの身の回りには、こんなにたくさんの消火器が設置されていることに驚きました。消火栓や防火水槽、防災倉庫など、今まで気にも留めていなかったものが、いざという時に役立つことを知ったのは、大きな収穫でした。

また、避難経路はどこを通ればいいのかを考えることもできました。高いブロック塀がある道や狭い道、行き止まりの道などを避け、広い道を通って避難する方が安全であることが分かりました。

中学生のお兄さん、お姉さんたちと一緒だったので、いつもと違ってうきうきした気分で街を歩くことができました。中学生は、曲がり角にくると、「ここからどっちの道へ行く?」と聞いてくれたりして、とても優しく接してくれました。

 

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