震災救援所の開設

 地震により家が焼失・損壊して自宅での生活ができない人のために、避難・救援の拠点として、区立小学校・中学校に「震災救援所」を開設します。震災救援所では、被災して生活が出来なくなった方のために、飲料水や食料、生活用品などの救援物資の配布などを行います。自宅での生活が可能な方は、震災救援所で生活する必要はありません。

 震災救援所は、区、学校及び地域住民をはじめ、避難してきた方々の協力を得て、運営していくことになります。震災救援所の運営管理については、各震災救援所ごとに、その地域に合わせたマニュアルを作成していますが、防災課ではそのマニュアルのもとになる標準マニュアルを作成しております。

震災救援所運営管理標準マニュアルはこちらをご覧ください。

震災救援所標準マニュアル(基本編)

個別マニュアル集

震災救援所標準マニュアル(資料・様式集)

震災救援所標準マニュアル(災害関連用語集)

なお、より迅速で的確な応急活動を実施することができるよう、他の自治体や各種の公共的・民間団体と、災害時協力協定を締結しています。

 

【救援物資の備蓄、飲料水などの確保】

★救援物資:主として自宅が倒壊・焼失し、避難生活を余儀なくされる方々のために、クラッカー・乾燥米、おかゆ、粉乳などの食料をはじめ、毛布・タオル・紙オムツなどの生活用品、各種の救助資機材などを備蓄しています。(食料については、自宅が倒壊・焼失する等で食料が確保できなくなる方々の人数を想定した数量を備蓄しています。)

★飲料水:大地震などによる断水に備え、区内の貯水施設に、約8万3,700トン(全区民の約52日分)が確保されています。最寄りの震災救援所で配布しますので、近所の人たちと協力しあって受け取ってください。

★生活用水:区民の皆さんに登録いただいている井戸(震災時の井戸協力の家)や、区立小・中学校および区施設に設置した井戸が、約1,000基確保されています。

杉並区ホームページより抜粋http://www.city.suginami.tokyo.jp/

 

震災救援所と学校

 首都直下型大地震が発生しご自分の家屋の倒壊や火災により焼失の危険がある時に皆さんはどこに避難しますか? 天沼・本天沼地区周辺には広いスペースが確保されている地域(公社鷺ノ宮西住宅一帯・白鷺一丁目地区、荻窪三丁目シャレール荻窪一帯・善福寺川緑地一帯、桃井原っぱ公園一帯)が広域避難場所に指定されています。いずれの場所も天沼小から直線距離で約1.5kmのところにあり少し遠いのが気になりますが、いざという時には、自分自身、家族、ご近所の安全をまず確保し、家屋倒壊により生じた道路状況、火が迫ってくる方向、風の向きを考えて、ひとまず広域避難場所に避難してください。

 区役所の震度計が震度5強以上を示す地震が発生した場合、すべての区立小学校・中学校に自宅での生活ができない状況になった避難者を数日間受け入れる震災救援所が立ち上がります。最新の耐震性・耐火性を備えた天沼小震災救援所では区役所関係職員、学校教職員、警察署員、消防署員、天沼小PTA会員、民生・児童委員、各町会員等から約100名の運営委員が任命されており、総務・情報部、施設管理部、物資等配給部、救護・支援部の四つの部門を分担し、大震災の際の地域住民の安全・安心を確保するため日々努力を重ねています。

 発災時、運営委員の中には被害状況により天沼小に駆けつけられない人も出てくるので、健常な一般避難者の方々にも震災救援所運営の手伝いをお願いすることになります。地域が支える震災救援所でありたいと思っています。毎年秋に(今年は10月19日の日曜日)、救援所の立上げ訓練を中心に総合震災訓練を天沼小で行っています。ご家族お揃いで積極的に参加くださいますようお願いいたします。

藤原康雄

(天沼小学校運営協議会委員、天沼小震災救援所運営連絡会委員)

 

天沼8町会内の震災救援所リスト

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